PTAにお寄せ頂いたご意見の回答(卒対)

卒対に関して以下のご意見を頂きましたので回答いたします。

なお、回答の内容についてご意見やご不明な点がありましたら、PTAのWEBサイトにある意見箱からご連絡いただくか、会長に直接お声がけいただいたり、役員会(PTA室)にお越しいただくことも可能です。

会員の皆さまからの積極的なご意見・ご提案をお待ちしています。

意見①

今年度から「卒対」を行わないのはなぜですか?

PTA本部からの回答

一之江小学校PTAでは、令和7度より、卒業対策委員(いわゆる「卒対」)の活動について、本部から募集を行わないことといたしました。その理由は以下の通りです。

1.入退会が自由になり、物品の購入・支出に不公平感が生じるため

本PTAは令和6年度から入退会が自由となり、年々入会されないご家庭も増えています。令和7年6月現在の入会率は約65%です。

本PTAは、「一之江小学校に通うすべての児童のために」活動する団体ですが、会費で購入した物品(お祝いの品)を、非加入のご家庭にもお渡しすることは、加入されている会員の皆さまとの間に著しく不公平感が生じます。

そのため、物品の購入を伴う活動を「PTA本部主導」で行うことには慎重にならざるを得ません。

2.卒対の活動が、事実上「義務」となっていたため

これまでは、卒対を「やるのが当たり前」となっており、事実上「義務」となっていました。そのため、PTA活動に参加されてこなかった6年生の保護者の方に対し、強制的に卒対を引き受けさせ、負担を強いることにつながっていました。

しかし、こうしたやり方は、本PTAが目指す「誰でも・無理なく・自由に参加できる」「みんなでできることを持ち寄って活動する」という方針とは合致しないものと考えています。

3.本来、卒対はPTAとは別の自主的な活動であるため

そもそも卒対はPTAの正式な組織ではなく、卒業を祝う気持ちを持った保護者の有志による自主的な活動として始まったもので、PTAがその意義に共感し、協力することで行なわれてきました。

また、令和6年度までの旧PTA規約に卒対に関する決まりはなく、PTAの体制図においても別組織であることを示すため破線で表現されていました。


これらの事情を学校が考慮してくださり、本年度から「卒対に変わる別の形」で開催して頂けることになったものと認識し、PTA本部からの呼びかけを行なっておりません。

意見②

「卒対」として活動することは、もうできないのでしょうか?

PTA本部からの回答

今までと全く同じ形での実施は難しいと思いますが、保護者の皆さまがPTAイベントの一環として行うことは可能と考えています。なお、3学期に行うPTAイベントは、企画から保護者の皆さまと一緒に検討できればと考えております。

ただし、学校との調整や準備などさまざまな課題があるため、活動をお考えの際はPTA本部までご相談ください。可能な範囲で協力・支援いたしますので、子どもたちのために一緒にPTAを盛り上げていきましょう!

また、お祝い品などの物品購入にPTA会費を使用する場合には、PTA加入・非加入による不公平感への配慮が必要です。あわせて、費用の捻出方法など予算上の調整も必要となりますので、これらの点についても皆さまと一緒に協議・検討していきたいと考えています。

意見③

PTAで積み立てている「卒業祝金」はどうなるのでしょうか?

PTA本部からの回答

PTAで「卒業祝金」を積み立てている事実はありません。

ただし、令和6年度までは、卒業にあたってのお祝いの気持ちとして、PTAから卒対に対して「祝い金」として支出しておりましたが、それらは年度ごとの予算の範囲内で行っており、特定の積み立てによるものではありません。

令和7年度からは校帽の購入をPTAで行うことを廃止し、それに伴い令和6年度からPTA会費を年間300円(6年間で合計1,800円)減額しています。それと同様に考えますと、「卒対のために支出していた卒業祝金分の会費を減額すべきではないか」というご意見もあるかもしれません。

しかし、PTAへの加入数が減少していることにより、会費収入は大きく減っています。また、昨今の物価上昇の影響もあり、紙のお知らせの配布をやめたり、PTAで購入していた物品の削減や、コストのかかる支出の見直しなど、経費削減に取り組んでも支出の大幅な削減には至っておらず、現在の会費をこれ以上減らすことは難しい状況です。

そのため、「卒業祝金分のPTA会費」を減額することができておりません。今後、PTAへの加入数が増えたり、さらなる支出の見直しが進んだ場合には、会費の見直しについても検討していきたいと考えています。