保護者会でPTA会長よりお話しした内容

7/2(木)の保護者会(全体会)でPTA会長より皆さんにお話しした内容を掲載します。

PTA会長より

本日は、PTAが現在置かれている状況についてお話しします。

今、「PTA」という組織のあり方は、大きな転換期を迎えています。これまでのように「全員が決まった枠の中で強制的に活動する」従来型の運営から、「本当に必要なことを、無理のない範囲で、自由に行う」柔軟な運営へと変わりつつあります。

そのような中で、「PTAは何のために存在するのか?」「本当に必要なのか?」といった根本的な問いに向き合う機会が増えてきています。

例えば、これまでPTAが担ってきた役割が「今はもう不要ではないか」と感じる保護者の方が多ければ、PTAそのものが必要ないという話になるかもしれません。

一之江小PTAにおいても、入退会の自由化や、強制的な活動の名残であった委員会の廃止など、今の時代に合った形へと見直しを進めてきました。

その結果として、会員数や本部役員の数は年々減少し、現在の入会率は約65%にとどまっています。保護者側の本部役員も、私を含めてわずか5名という状況で、来年度はもっと減るかもしれません。

今までのようなPTAのあり方、活動の進め方ではなくなり、他校ではすでにPTAを解散したり、大幅に縮小したりする例も出てきており、一之江小でもこれまで当たり前に存在してきたPTAが、今後は当たり前ではなくなるかもしれません。

だからこそ今、「PTAだからこそ行えることとは何か?」「本当に必要な活動とは何か?」「子どもたちのために何を行うべきか?」を、皆さんと一緒に考える時期に来ています。

新校舎完成まで1年以上ありますが、新校舎完成を見据え、子どもたちの学校生活を支える仕組みとして、来年度はどのような形がふさわしいのか、柔軟に考えていけたらと思っています。

2学期になりましたら、来年度に向けた役員の募集や、今後のPTAの方向性を検討するためのアンケートを実施する予定です。

その際は、会員の皆さんの意見を大切にしながら、どのような形が一之江小PTAにとって最適なのか、一緒に考えていきたいと思っています。

ぜひ率直なご意見やご希望をお寄せいただき、子どもたちのために、みんなが納得できる形のPTAをつくっていければと思います。